近年、「社外取締役」が注目を集めています。
社外取締役とは、ある企業の取締役会等を監視し、外部の視点から企業経営をチェックする、企業外の人間から選任される取締役をいいます。コーポレート・ガバナンスが重視される昨今において、社外取締役の数は年々増加しています。
現在のところ(2019年3月1日現在)、社外取締役の設置義務はありません。しかし、政府は社外取締役選任の推進策を行っており、今後、上場会社や非上場の大会社を対象に、社外取締役の設置の義務化が検討されています。
中小企業にとっても、社外取締役を設置するメリットはあります。社外取締役は、前述した「監査・監督」だけでなく、「アドバイザー」としての役割もあります。経営に関する助言や、顧客・取引先目線に立った客観的な意見を述べてくれる貴重な存在となり得るので、社外取締役の設置も検討してみましょう。
社外取締役とは
中日綜合法律事務所(弁護士 熊谷 考人)が提供する基礎知識
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