相続は、死亡によって自動的に開始します。
もっとも、自動的というのは、相続人の相続する意思の有無に関わらず相続が行われるということであり、相続に付随する手続きは多くあります。
①死亡届
「相続は死亡によって開始」(民法882条)するので、まずは死亡届を出すことから始まります。(戸籍法86条)
②相続財産調査
その後、なにが相続の対象となる財産なのかを調査を開始し、どのような方法で相続をするかの基礎とします。
③相続方法決定
もし、相続を放棄するか、限定承認をする場合には、家庭裁判所にて3ヶ月以内に申述する必要があります。(民法915条)
④相続人確認
相続方法が決まった後は、被相続人及び相続人の本籍地から戸籍謄本(戸籍全部事項証明)等を取り寄せて、相続人を確認します。
⑤相続財産評価
その後、相続財産が、それぞれどれくらいの価値があるのか評価します。
⑥遺産分割
遺産の分割を協議し、遺産分割協議書を作成します。
⑦各遺産の名義変更
最後に、各遺産の名義変更手続きをします
以上のような流れで相続をしていくことになります。
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